「ADHDかも?」
正式な3タイプを解説
ADHDは実は正式に3つのタイプに分かれます。自分のタイプを知ることが、苦手な場面への対処や、力を発揮しやすい環境を選ぶヒントになります。
ADHDには正式に3つのタイプがあります。不注意優勢型・多動衝動優勢型・混合型です。
タイプによって苦手な場面も、力を発揮しやすい場面も変わります。まずは自分がどのタイプに近いか知ることが、対処の第一歩です。
大人のADHDに多いタイプです。外から見ると真面目に見えることも多く、「ADHDっぽくない」と気づかれにくいのも特徴です。
主な特徴
- 忘れ物・なくし物が多い
- 集中力が続かない
- 話を聞き漏らしやすい
- ぼーっとしているように見られやすい
派手な症状が出にくいぶん、本人も周りも気づきにくく、長年「努力不足」と思われがちなタイプです。
子供に多いタイプですが、大人になると外側から見える多動は落ち着きやすい傾向があります。
ただしその代わりに、脳内が多動になりがちで、常に思考が止まらない状態になりやすく、頭の中でずっと会話が続いているような感覚で疲れやすいです。
主な特徴
- じっとしていられない
- 思いつきですぐ動く
- 待つのが苦手
大人になると「内側の多動」に変わりやすく、外から見えないぶん理解されにくいのがこのタイプの難しいところです。
不注意優勢型と多動衝動優勢型、両方の特性を持つタイプで、実は一番多いと言われています。
やるべきことがあるのに集中が続かない。にもかかわらず焦って別のことを始めてしまう。その結果、何も手につかない——。思考と行動が噛み合わないループが起きやすいのが特徴です。
2つの特性が同時に出るため、自分でも何が原因かわかりにくくなりやすいタイプです。
🎯 実践編
当てはまるものをタップすると、傾向と対処のヒントが出てきます(複数選択OK)
忘れ物・なくし物が多い
不注意優勢型の傾向です。物の定位置を決める、玄関に「持ち物チェックリスト」を貼るなど、記憶に頼らず「見れば分かる」仕組みを作ると忘れ物が減ります。
じっとしていられない
多動衝動優勢型の傾向です。頭の中の忙しさをそのまま行動に出さず、貧乏ゆすりやメモ書きなど「小さく発散できる出口」を用意すると落ち着きやすくなります。
焦って別のことを始める
混合型に近い傾向です。同時に何かをやろうとするほど空回りしやすいので、「今はこれだけ」と一つに絞る目印(付箋やタイマー)を作ると楽になります。
大人になって急に生きづらい
タイプに関わらずADHDあるあるです。子供の頃は許されていた特性が、大人になると「だらしない」と評価対象に変わるから。特性が変わったわけではなく、環境の見る目が変わっただけです。
タイプは一生固定されない。
年齢や環境で変わります。
大事なのは「今の自分」に合う対処を知ること
ADHDのタイプを知る目的は、ラベルを貼ることではありません。自分に合う対処や環境を選びやすくするためです。年齢や環境、ストレスの強さによって強く出る特性は変わります。あくまでも、自分を理解するヒントとして使ってみてください。