なぜADHDは
感情の起伏が激しいのか?
喜ぶ時は子供のように喜んで、落ち込む時はこの世の終わりのように絶望する。それは気分屋なんじゃなくて、感情がグラデーションのない「0か100のスイッチ式」だからです。
結論から言うと、感情の変化にグラデーションがないからです。
ADHDは「ちょっと嬉しい」「少し悲しい」という中間が少なく、喜ぶ時は子供のように喜んで、落ち込む時はこの世の終わりのように絶望します。そして直前まで絶望していたのに、自分が惹かれることが起きると、突然元気になったりします。
つまり、ADHDの感情は0か100の「スイッチ式」になっているんです。さらに寝不足だったり、疲れが溜まっていると、このスイッチはもっと敏感になります。
本人も感情に振り回されてしんどい
周りから見たら「気分屋」に見えるけど、本人も感情に振り回されてしんどいことが多いです。特にADHDは怒りや悲しみなどのネガティブな感情に一度入ってしまうと、コントロールができずについ感情的になってしまいます。
「余計なことを言ってしまった」「どうしてあんな言い方をしたんだろう」と、後悔することが多いです。でもこれは性格の問題ではなく、感情のスイッチが敏感な脳の特性です。
感情的になりそうな時は、6秒待ってみるのがおすすめです。
怒りのピークは6秒と言われています。ピークに達して理性が追いつくまでの約6秒をやり過ごせれば、余計な一言を防ぎやすくなります。
具体例
- 心の中で6まで数えてから話し始める
- 一度深呼吸をしてから返事をする
- 「今は感情が動いてる」と自分に声をかける
たった6秒待つだけで、感情のピークをやり過ごして理性を取り戻しやすくなります。
🎯 実践編
当てはまるものをタップすると、対処法が出てきます(複数選択OK)
怒られた・注意された時
反射的に言い返しそうになったら、まず6秒。「今、感情のピークにいる」と自分に実況するだけで、頭が少し冷静さを取り戻します。
SNSで人と比較した時
見えているのは相手の一番良い瞬間だけ。「今日はもう見ない」とアプリを閉じるのも立派な対処法です。
予定通りいかなかった時
ADHDは急な変更に感情が反応しやすいもの。「予定が変わっただけ」と声に出して言い換えると、感情と事実を切り離しやすくなります。
疲れているのに休めない時
感情のスイッチは睡眠不足でより敏感になります。5分でも横になる、目を閉じるなど、できる範囲で脳を休ませてあげてください。
悲しみの感情は怒りの240倍持続すると言われています。だから、悲しみにいつまでも落ち込んでしまうのは、実は当然のことなんです。
知っておきたいこと
- 落ち込みが長引くのは、性格が弱いからじゃない
- 「早く立ち直らなきゃ」と焦らなくていい
- 悲しみが長く続くのは脳の仕組み上、自然なこと
持続時間を知っているだけで、「自分がおかしいわけじゃない」と安心できます。
気分屋なんじゃなくて、
スイッチが敏感なだけ。
6秒待てば、少し変わる。
感情に振り回される自分を責めなくて大丈夫です。6秒待つこと、そして持続時間を知ることから始めてみてください。